2011年03月31日

●僧侶への手紙

 「スリランカで、ほっ。」を読んで、本当にありがたい感想を下さったお坊さんのことを以前ブログに書いた。その感想に、いったいどう返事を書いたものか・・・と思っていたら、あれよあれよと日にちが過ぎて、先日またお葉書を頂戴した。

 私の本が書店で簡単に見つからないことを、嘆いてくださる内容だった。

 今日のブログはちょっと手抜きで、その僧侶宛に書いた私のお手紙を、ここにコピペしちゃいます。だって、時間かかって書いたから・・。

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前略

 大変な災害が起きてしまいました。ご存知のとおり、このあたりもかなり揺れ、そのときのことを思うとぞっとしますが、被災された方々のことを考えれば、元気で何不自由のない暮らしができることを、ありがたく思います。

 震災から二週間経ち、少しずつみんなの暮らし、心持ちも平常に戻ろうとしているように見えます。

 私はちょうど震災翌日からスリランカへの仕事が入っていたため、余震で揺れる部屋で荷詰めを済ませて旅立ちました。

 生命の危機(と言うと大げさですが)を感じながら、旅行支度をすることに、矛盾を感じないわけではなかったのですが、何があろうと明日に向かって進んでいくしかないんだという気持ちが心の奥のほうに見え隠れし、家の者も近隣の人たちもみな外に出ている中、ひたすら荷作りをしていました。

 こうして大きな災害が起きると、人々の心にはどんな変化が起きるのでしょう?

 何もかも全てははかないもので、自然に対して人間の存在など取るに足りないと改めて知らされます。自分自身の変化は、もう少しすると分かってくるのでしょうが、生きているこの時間を大事にしたいという思い、モノやお金よりも楽しく笑って生きていたい思いは、きっと今まで以上に強くなるでしょう。と同時に、何があっても動じない強い自分でいたいとも思っています。

 スリランカではずいぶん多くの方から「日本は大丈夫ですか?」と声をかけてもらいました。津波のつらさはどこよりもよく知っている国の人達なので、親戚を心配する感覚で、日本を思っていてくれていると思います。

 有名なお寺でも、スリランカ人が大勢集まって日本人のためにピリットというお祈りの儀式を行いました。不思議なものでたくさんの人から「大丈夫ですか?」「大変ですね?」と言われるほど、自分の国は本当にひどい震災にあったのだと思い知らされもしました。

 なぜか今回の旅行では、持参したボールペンがことごとくだめになり「そのボールペン、日本製なんでしょ?」と言われたときには、まるで日本そのものが弱っているように感じて悲しかったです。

 安い文房具だって、最後までちゃんと使えるのが日本製だと思っているのに、ボールペンは三本とも、途中でインクが出なくなるという惨憺たるザマで、、、、そんなことに反応するなんて、私も弱っていたのでしょう。

 スリランカでは津波が起きたとき、お寺が大きな役割を果たしました。災害後に人が自然にお寺に集まり、炊き出しを行う場となったり、何より精神的な支柱となったのがお寺でした。

 何か問題が起きればお寺に行く、そういう習慣が身についている彼らにとって、津波という未曾有の災害が起きたときの拠り所は、お寺以外には考えられなかったと思います。

 日本は残念ながらそういうわけには行かなかったようですが、この国のすばらしさは、「日本をなんとかしたい」「困っている人を助けたい」という一人ひとりの思いが我々を一つにしてくれることです。仏教の心は、そういう我々の心を結びつける目に見えないところに存在しているのだと信じています。

 この災害をきっかけに、節電だけでなく、食品、衣料品、労働力、あらゆる無駄を省き、本当に我々にとって大事なものはなんなのかを考え、精神的にゆとりのある暮らしを取り戻せないものだろうかと考えたりします。(経済的にはまずいかもしれないけど・・・)

 自然の流れに寄り添う暮らし方を私たちが忘れずにいたら、こんなにもひどい自然災害が起こることもなかったのではないか・・・祈ることも、目に見えないものを信じる心も、自然に敬意を払う暮らし方とともに取り戻せる気がします。もう手遅れでしょうか?

 4月の11日からまたスリランカへ行きます。こんな時に海外?という見方もあるけれど、自粛ばかりでは日本は沈没してしまうし、災害ボランティアはできる時にできることをできるだけやろうと思っています。

 いったん帰ってきて、5月にはヴェサックのお祭りに合わせて、今度は雑誌の取材に行く予定です。ヴェサックのお祭りは、ブッダの生誕・成道・涅槃をお祝いする5月の満月のお祭りです。今年は、ブッダが悟りを開いてから2600年の節目の年に当たるため、例年以上に華やかに街が彩られることでしょう。

 丁寧な感想文を頂戴しておきながら、返事が遅れてしまったこと、本当に失礼しました。あまりにも素敵なお便りだったので、どのようなお返事を書こうかと思っていたら、確定申告の〆切にまぎれて返事が遅くなり、そして地震、スリランカ渡航と、いろいろ重なりました。

 以前の葉書にも書いたかもしれませんが、お寺の方に読んでいただくのは恥ずかしいと思っていたのですが、ありがたい感想を頂戴したので、これからは大手を振ってほかの僧侶にも「読んでみてください」と言ってみるつもりです。へこたれずにがんばっていきます!

 まだ、余震が続くと思いますので、どうかお気をつけてお過ごしくださいませ。

                   草々

                  2011年3月27日
                    岩瀬幸代

posted by 岩瀬幸代 at 23:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記のような | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月23日

●考え直すきっかけに・・・

 一昨日、スリランカより戻りました。

 バスで家路につき、高速を通って帰ってきました。車の数の少なさと、ネオンサインのない町に、被災した日本を感じたけれど、逆に、本当に用事のある車だけが走ると、こんなにも道はがらがらになるのか、と思い、ネオンサインのない町は、それはそれでいいのではないかという気がしました。

 昨日は、仕事で都内に電車で出かけました。車内では空調がないことを詫びていたけれど、言われるまで空調がないことには気付かず、止まったままの駅のエスカレーターは、階段を上ればいいだけのことで不便さもなく・・・

 結局のところ、思うのは、、、

 これをいいきっかけとして、私たちの生活からあらゆる無駄を省き、もっとシンプルな生活に戻ることはできないのだろうか?ということ。

 なぜこんな大災害が起きたのか。自然は猛威を振るって、我々に何を訴えようとしたのか・・・

 自然を破壊し続ける、無駄だらけの社会構造を見つめなおし、今後、社会全体のシステムを改めていくことはできないのでしょうか?

 災害として終わらせず、新たな始まりにならないものかと、思うのです。 
posted by 岩瀬幸代 at 14:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記のような | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月18日

●4月旅友について

 スリランカから書いています。忙しすぎ・・・
 いろいろ書きたいことはあるのですが、帰国してから改めて・・・

 4月の旅友ですが、9日発の6泊パターンは取りやめます。16日発の4泊パターン、23日発の8泊パターンは、行ないます。参加希望の方、どうぞお気軽にご連絡ください。
sachiyoiwase@hotmail.com

 一応、報告しておかなればれ、と思ったので、、、取り急ぎ

 
posted by 岩瀬幸代 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | S旅友倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月14日

●津波・・・スリランカ

こんばんは。

地震から3日目の夜、皆さんはどう過ごしていらっしゃるのでしょう?こんな夜更かしをせずに早く寝て、少しでも電力の節減に協力すべきですね。。。数少ない自分ができることの一つです。

日に日に災害の実態が明らかになり、繰り返し放映される津波の様子や、「おかあさ〜ん」と叫ぶ子供の声、増えていく被災者の数・・・地震が起きたそのときは、まさかここまで甚大な被害になるとは思いませんでした。

2004年、インド洋津波が起きてスリランカの実態を把握するために、インターネットで必死に英語のサイトを読み、日に日に被害の実態が明らかになるにつれ、悲しくていてもたってもいられなくなったときのことを思い出さないわけにはいきません。

まさかあの時に匹敵する規模のマグニチュード9.0という地震と津波が日本で起きることになるなんて。。。

スリランカの友人たちからは、返事を書くのが大変なほど、たくさんのメールをもらいました。

ありがたいことです。私を心配し、そして日本のことをとても心配してくれています。津波の恐ろしさ、その強大な破壊力、そしてその後の悲しみは誰よりもよく知っている彼らです。

私は、地震の翌日の土曜(12日)からスリランカへ行く予定でした。ちょうど荷詰めをしている時に大きな揺れが来て、上から落ちてきた本、押入れから飛び出してきた鍋、畳に散らばった化粧品・・・そして、荷詰めのために出した洋服・・・いろんなものでごった返す部屋の中で、余震に怯えつつ、荷詰めをするという、矛盾を感じる状況で、パッキングを終え、翌日の出発に備えたのです。

いったいどうすれば空港にたどり着けるのかと思いながらも、折り返し運転をする京成線の鈍行を乗り継ぎ、家から5時間半かけて空港に着いたものの、間に合いませんでした。

乗れなかったんです。

他社便の欠航や遅延が相次ぐ中、スリランカ航空はほとんど遅延なし(一応30分遅れたけど)で飛び、私と編集者は、ただただ疲れて、再び家路に着いたのでした。

結局、スリランカ航空の現地の予約センターに電話をして、チケットの変更をお願いし、明日月曜日から行くことになりました。

地球の歩き方の改訂版の仕事です。日本で災害が起きても、これが私の仕事です。。。

旅立つことは決めたものの日本の余震が心配で、計画停電もどうなることかと心配です。。。

この間まで、日本よりずっと不安定だったスリランカへ今行くことが、日本にいるより安全だという事実。。。

一週間だけ滞在して、気になる場所を片っ端から取材し、そして21日に日本に戻り、また4月の始め頃から行く予定です。

日本にいるみんな、どうか気をつけていて。。。

戦後最大の未曾有の災害を、日本人の一人として、できることをやりながらみんなと乗り切り、やっぱり日本人はすごいと誇りに思えるように私もがんばりたい。。。

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

合掌
posted by 岩瀬幸代 at 01:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記のような | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月04日

●みんなでスリランカに行こう!

 みんな〜、行こうよ〜るんるん

 4月のヌワラエリヤかわいいは一年で一番いい季節だよ!

 8泊パターンは、ゴールデンウィークに少しだけ引っかかっているので、飛行機早めに押さえてくださいね〜〜〜。行きたい〜と思った時に、もう座席がいっぱいなんてことがありませんように、気をつけて〜!

 念のためエイビーロードネットのアドレス。私はいつもここで調べて買っています。
http://www.ab-road.net/air/

連絡待ってます。お気軽に。

sachiyoiwase@hotmail.com
posted by 岩瀬幸代 at 13:49| Comment(8) | TrackBack(0) | S旅友倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする