2016年04月11日

●日本最高齢のヨーガマスター石田祐雄先生


石田祐雄先生と.jpg
先日、京都へ行った時の写真です。
あれから一週間以上が過ぎ、近所の桜も柔らかな新緑が目立ち始めました。
地面にはたくさんの思いを募らせたようにピンクの絨毯ができて…。桜に気持ちを重ねることのできる日本人でよかったと思う季節です。

さて、写真は、前回紹介した石田祐雄先生と私のいわばツーショット。

日本でのヨーガ普及に尽力された方と、同じ方向を向いて立っているではないですか〜。

今や日本におけるヨガ人口は100万人以上と言われていますが、ここに至るにはもちろん礎を築いた人たちがいます。
きっとヨーガを古くから知っている人なら、あるいはヨーガの本質を知っている人なら、佐保田鶴治先生のことはご存知かもしれません。

009.jpg佐保田先生は「ウパニシャッド」「ヨーガスートラ」といった、ヨガの本質を知るための本を日本語に訳し、そして自身もヨーガを実践。

それまで体調不良に悩んでいた身体を、見事に克服した経験を持ち、直に伝えるための「ヨーガ・アシュラム」を開設する一方、NHKなどメディアを通じて万人にヨーガを伝えてきました。

もともとインド哲学を学び、大阪大学で名誉教授まで務めるという輝かしい積み重ねがあったからこそ、貴重な古典を日本語にして我々に伝えてくれることができたのですが、実際にヨーガを始めたのは、60歳を過ぎてからだったというから驚き、そして励まされます。

きっかけは、日本にいたインド人からたまたま手ほどきを受けたことで、以降、インドにヨガ修行に出かけます。

佐保田先生は、その後1986年に87歳で亡くなりますが、それまでの間、先生を師と仰ぎ、陰でその活動を支え続けてきたのが、今回私がお会いした石田祐雄道院長です。石田先生がいたからこそ、佐保田先生ものびのびとご活躍することができたという、陰の立役者です。

1973年に開いたヨーガアシュラムは、後に「日本ヨーガ禅道院」に改称され、今も佐保田先生の築いたヨーガの理想を石田道院長が伝え続けています。

今の日本のヨガブームは、アメリカ経由で入ってきたエクササイズ的なヨガが主流になっていますが、本来のヨーガは体を整え、息を整え、心を整えることで、瞑想し、解脱することを目的としています。

私は、偉そうなことを言えるほどヨガには精通していませんが、その代わりさまざまなところで「ちょっとヨガ」的な参加の仕方で、ヨガをやることが多いです。そんなとき、いつも感じるのはヨガの基本が瞑想だと言っても、結局アーサナを行う気持ちよさにひかれてやっており、なかなか本質に巡り合えないという気持ちでいました。

020.jpgでもやっと、先週、96歳になる日本で最高齢のヨーガマスター、石田道院長のクラスに参加させていただき「一つ一つのアーサナ、それ自体が瞑想なんだ」と思うことができました。

ゆっく〜〜りした動きで、一つ一つのポーズを完成させ、はあああああ〜〜〜〜っと口から息を存分に吐き切り、自然に息が入って来るのを待ち、その間、思考は空になり、ただただ体が呼吸をするのを無意識にじっと眺めているような…そしてしばらくポージングを保持した後に、体を開放して休む、を繰り返していると、明らかにほかでやるヨガとは違うゆったりした心持ちと、すっきりした思考を味わうことができました。

道院長が96歳になっても、多くの人を指導できるほど元気だというのはやはり、このヨーガのおかげでしょう。

椅子に長時間腰かけていても、背筋がピット伸びたままで、だらけた姿勢になってしまう自分が恥ずかしくなります。

そして全く好奇心を失わず、前向き前向きに歩いている人生から自ずと溢れ出すパワーを感じて、そこに集っていた誰もが自分たちはまだまだひよっこだという気分になりました。
50歳の頃のご自身の写真を見て、「子供だな」とつぶやき、「これからだ」と話される。

019.jpg



そして実は、私がお会いすることができたのも先生の好奇心があったからです。

拙著「緑の島スリランカのアーユルヴェーダ」、そして次に「スリランカで、ほっ。〜仏教は心のアーユルヴェーダ」も読んでくださり、会ってみたいと言ってくださったことがきっかけです。

自分がもし96歳まで生きていけたとして、その時に読書をするだろうかと考えると、自信がない・・・・。
なので、読んでもらえたことだけでも感謝なのです!!
そのうえ「実に面白かった」とお褒めの言葉までいただき、本当にありがたかったです。

さらには、スリランカへ本格的なアーユルヴェーダを受けに行きたいと、話されているので、今年が無理でも来年のうちには、ご一緒できるような気がしています。なんといっても、今年はご自宅の横に、いつでもアーユルヴェーダが受けられるように、施設を作ることにお忙しいそうなので。

こんなに、健康で、人にやさしく、いつまでも前を向いて歩いて行けるように私も年を取っていきたい。
そして、できればもっと多くの人に石田道院長を知っていただき、ご年配の方々にもヨーガを覚えていただけたらいいのに、と考えています。

写真は、佐保田先生が夢の中で見たという曼荼羅を描いた絵。
おちゃめな感じの、石田祐雄道院長。
そして道院長のヨガに参加した人たちと一緒に撮った写真。さて私はどれでしょう?
あ、実際にヨガをやっている写真がない…ごめんなさい一緒にやっていたもので・・・。

ではでは、少しだけ残った桜を見上げながら、また会える日を夢見て。
ラベル:ヨガ
posted by 岩瀬幸代 at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | アーユルヴェーダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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